「未咲さん、変…ですかね?」


花歩は母さんの前でクルッと回る


「変じゃないわよ。寧ろ可愛いわ。ねっ、奏哉?」


……って、俺に話を振るか。


とりあえず、小さく頷いといた


甘過ぎないシンプルなワンピース


多分、これは花歩だから着こなせる


知歩なら絶対無理だな。


「じゃあ、行くか。」


「その前にお金ね」


母さんに封筒を渡された


「「行ってらっしゃーい」」


奏と母さんに見送られ出発する


「花歩、何を買えば良いんだ?」


「えっとね、とりあえずいっぱいある」


花歩は言うより先にメモを見せてくれた


これは俺を荷物持ちという理由が分かった気がする


お金だってたくさん預かった


「じゃあ、ショッピングモールに行くか。」


彼処なら何でも揃ってるだろうし