「え⁉マジで⁉」

流石に彼も驚いているようだ。

「同じクラスになるといいな‼」

「うん!って、まずは合格しなきゃね!」

「ははっ、そうか!」

あたしたちは顔を見合わせて笑う。

「あ、ひよこ、ケータイ持ってる?」

「うん」

「ちょっと貸して」

「はい」とあたしは言われるままにケータイを渡す。

それから数10秒。

「俺の番号とメアドいれたから」

とケータイを返された。

「なんかあったら連絡しろ‼じゃあな!」

と流くんは帰って行った。

これが、あたしと流くんの出会い。