それから愛夜が中学生になったときだった。

俺と玻瑠夜が母さんたちと話しているときのことだった。

「父さん、いつになったら愛夜に本当のことを伝えるんだ?」

「高校生になったときに言うつもりだ…」

「「本当のことって何…?」」

ドアのとこに朔夜と聖夜がいた。

「聖夜、朔夜聞いてたのか…」


「別になんでもないけど…」

「玻瑠兄、誤魔化すなよ!!」

「俺たちだって知る権利ぐらいあるだろ」

「わかったわ…」

そういうと母さんは愛夜のことを2人に話した。