「そろそろ言おうと思ってる…」

悠兄がつらそうに言った。

なにを?なんて思ったとき椅子の倒れる音が聞こえた。

「俺は反対だ!!愛夜が傷つくとこなんてみたくね~!!」

怒ったように朔兄が言う。

「俺もやだよ…」

聖兄もつらそうだ。

「僕は言った方がいいと思うけど愛夜が僕らとは血がつながっていないってこと…」

玻瑠兄の言葉に私は固まった…

私はお兄ちゃんたちと血がツナガッテイナイ…?

私は身体中の力が抜けて座り込んでしまった。