「ふぅーん。桜と仲良いんだ」


「綾芽、ちゃ...ん」


後ろにいたのは、綾芽ちゃんと、その取り巻き。


いつも思うけど、みんな派手だ。


「桜も、こーんなブスに付き合う事ないのにねぇ?」


取り巻きの一人が言う。


黙っていると、クスクスと笑って、


「ビビってるよ。ダサッ」


と足を蹴り飛ばしてきた。


ドカッ...


「...ったぁ...」


「あんたみたいなブスが、桜の彼女になれるワケないだろ。馬鹿じゃないの?」


「桜の彼女は、綾芽ちゃんみたいな子なんだよ、バーカッ」


ブスかもしれないけど、だからって何でここまでされなきゃなんないの?