「だから、男と女、2人っきりのこの状況が危ないと思わねぇのかよ」


あ...まずい。


確かにそうだ。


「で、でも、桜はそんな事しないでしょ」


だって、桜だし。


ハハハ...と笑っていると、いつの間にか桜がすぐそばの距離に来ていた。


「俺だって、男だよ?」


トンッ...


壁に押し付けられる。


「2人っきりだから俺はいつでもお前に手を出せる」


腕を掴まれて、動けない。


「女が、男に力で勝てるわけないだろ」


...いつもの桜じゃない。