「んっ・・・ここは・・・」

「んあーやっと起きた~」


目が覚めると私はフカフカのベットに横たわっていて

目の前には金髪で外はねのピコピコはねてる髪を動かしながら
私を見つめる男がいた

瞳は淡い青と赤のオッドアイだ・・・スゴイ始めてみた


「えっと聞いてたか?俺の話?」

「えっ_?」

「だーかーらー俺は落城翔太(ラクジョウショウタ)、まっ宜しくなっ」

「はっはぁ・・・」


全くもって意味が分からん!

自己紹介の前にココが何処でなんの理由で私を連れてきたか説明するべきじゃない?


「なぁ・・・聞いてる?」

「ひっ!!」

「あはは!お前、面白い奴だなっ・・・ビクビクしちゃって」


び・・・・びっくりしたぁいきなり耳元で囁くから

背筋がゾクゾクってなった


「あーあ、もう我慢できない」

「えっ?・・・ちょっ!?」


彼の顔がだんだんと私の顔へ近づいてくる

何!?なんなの?


ドカッ!


「おうふっ!」

「・・・あれだけいったでしょう?手を出すな、と。貴方の耳は節穴ですかぁ?飾り物ですかぁ?えぇ?」

「痛い痛い!痛いってば!分かったって!悪かったって!それにまだ未遂!」


鈍い音とともに彼の背中に一発けりをいれたのは

身黒のスーツに身を包み、黒縁の眼鏡をかけた
背の高い男の人だった、ちなみに髪の毛を目も黒い

は一心不乱に彼の耳をグイグイ引っ張っている・・・私、空気?


「ふふふ、スミマセンねぇお見苦しいところを、僕は落城奏太(ラクジョウカナタ)です、以後お見知りおきを」

「はっはぁ・・・あの、ココは何処なんですか?」


一応、相づちを打ち

一番、気になっていたことを聞いてみた


「ココ・・・ですか、此処はとある森の奥にあるとある屋敷です」

「そうそう、とある屋敷なっ」

「私はどうして、此処に連れてこられたんですか?」

「それは僕が説明しよう」

「げっ蒼太(ソウタ)・・・」

「げ・・・とはなんだい?翔太?」

「わっわりっ」


その蒼太という蒼いサラサラした髪をなびかせた男の人は

さっきまで、ギャギャー五月蠅かった翔太を一瞬にして黙らせた


「それじゃぁ説明するよ、まず君が此処に来た理由は僕たちに血を捧げるためだ」