哲也は車へと戻った。

雄祐は弥生の荷物を持ってみんなが待ってる車内へと行った。

「雄祐」

「なんすか? まー君」

「女とイチャイチャすんな!!」

「してないっすよ?!」

「てか、雄祐、弥生ちゃんは?!」

「そっすよ。 雄祐さん。 弥生ちゃんは?!」

「今、呼んでくるから待っとれ?!」

「何、雄祐、少しギャク切れしてんの?」

「みんなして弥生ちゃん弥生ちゃん言うな!!」

「そう言うわんと早く呼んでこい」

「わかったよ・・・。 あべっち」

雄祐は車に弥生の荷物を置き家に呼びに行った。

「弥生」

「ん?」

「みんなが早くしろって」

「わかった。 今、行く」

弥生は今まで住んだ部屋に一礼をして雄祐と共にメンバーがいる車へと向かった。

雄祐と弥生の姿を車内から見てたメンバーは車からおりた。

「始めまして。 水無月弥生です」

メンバーは会釈をした。

弥生と雄祐を乗せた車は福岡へと向かっていた。

車内ではもっぱら雄祐と弥生のことが話題になっていた。

何げにまー君は弥生に聞いてしまった。

「弥生ちゃんって、雄祐のどこが好きなん? こんなチャラ男のどこがいいん?」

「まー君、チャラ男は余計なんじゃないと?」

「チャラ男って言って何が悪い?
本当のこと言っただけやん」

「私はチャライとは思いませんよ。
たしかに聖隆さんが言ってることもわかりますよ。
雄は1つ間違えればそう見られてしまう。
それが雄の魅力だと思いますよ」

「なるほど・・・。
さすがやなー弥生ちゃん。
雄祐のこと、ちゃんと見てるんやね」

「そんなことないですよ・・・」

またあべっちも何げに聞いてしまった。

「ところで、弥生ちゃんって、福岡に行くこと家族には言ってあるの?」

「家族には話してません」

「大丈夫なん?!」