「冗談なんすか?」

「たしか、バンドのスケージュールって、今週1週間オフだったよな?」

「はい」

「プライベートのほうもみんなオフだったよな?」

「はい」

「よし!! 決めた!!」

「えっ?!
何がですか?」

「雄祐」

「はい?」

「明日の朝9時に残りのメンバーここに呼べ」

「ここにですか?!」

「うん」

「わかりました」

「俺、眠くなったから寝るわ」

「構わないっすけど・・・」

「あっそうそう」

「なんすか?」

「明日の朝8時ぐらいに俺のこと起こして」

「わかりました」

哲也は寝息をたてながらソファーで寝てしまった。

雄祐は寝室から毛布をもってきて寝てる哲也にかけた。

哲也さんが何考えてるか、俺にはわかんねーわ。

でも1つわかることは、弥生のことだけだよな。

とにいかく俺も寝なきゃ。

雄祐は寝室へといき眠りについた。

翌日の朝、雄祐は哲也を起こし、哲也に言われたとおり残りのメンバーをマンションに呼んだ。

「みんな集まったよな?」

「はい」

「じゃー行くか」

「何処に?!」

「そーねー・・・。
旅行がてら愛知県に。
1週間のオフもあることだし」

「マジで言ってんの?!
哲やん?!」

「うん!!」

「なんでまた愛知県なの?!」

「その質問は言わなくても、わかるだろう? あべくん」

「まさか?!」

「そうー雄祐君」

「弥生ちゃんっすか?!」

「慧君。大当たり」

「哲也さん?!
ちょっちょっと待ってくださいよ?!」

「何、雄祐君?」

「なんで、みんなで行くんすか?!」

「雄祐君、わかってないねー」