ぎゅうっ


あたしは駿に抱きしめられた。


「駿・・・」


「待っててくれ。春瑠・・・愛してるから」


「んッ・・・わかった。好き、大好き」


もう帰りの飛行機から駿はいなかった。


駿、絶対に迎えにきてね。


胸の鍵チャームを握り締めてあたしは深い眠りについた。