「ちょっと待て。あたし、お嬢様じゃないんだけど?」


だって、あたし。

ただの庶民だよ?


お嬢様でもお姫様でもなんでもないし・・・?


「いいえ。しっかりと春瑠お嬢様のお父様に頼まれました・・・」


いやいや。

そんなハズはない。


だって、あたしはただの女子高生・・・


「まあ、いいじゃありませんか。お嬢様?」


「・・・いや。」


あたしが拒むと一気に彼の表情が変わった。


こわ・・・