な、何あいつ…っ!!
いきなりキスとか、意味わかんない…。

顔…は、ちゃんと見てないや。


「なに、あんな事ってフツーにできるもんなの?」


 
ふわふわと、淡い期待を抱いていた私にとって
この出来事でのショックは大きく。


気持ち悪い


この言葉だけが混乱した頭の中をグルグルと廻っていた。


 

軽く壁に凭れかかって、慰めるように自分の肩を擦る。


「…大丈夫、もう会わないよね」


そう言い聞かせ、
再び教室へ向かった。




でも。





____まさか向かった教室で二度目の災難が降りかかって来るなんて。