いやいや…


『ここ、あたしの部屋だし。』


あー…
やっぱタバコはいぃね。

2人でタバコを満喫してたら
いきなり部屋のドアが開いた。


「愛羅ー、結愛ー
今日、学校どぉすんのー??」


そう言いながら
部屋に入ってきた紗羅をみて
結愛は爆笑しだした。
あたしは、呆れて言葉もでなかった。


「結愛、何笑ってんの??」


…この馬鹿姉…


『紗羅、顔についてるもの
落としてから来たら??
あと、今日学校行かないから。』


結愛は、笑い過ぎて
涙まででてきてた。


「え??
泥パックのこと??」


そう。
泥パックだか、なんだか知らないけど
目と口以外、真っ黒…。
目出し帽かぶってるおっさんみたいになってる。


『何パックでもいいから、とりあえずおとしてきな。
あと、結愛、笑いすぎだから。』


しぶしぶ、洗面所に戻って行った紗羅。


「いやー、紗羅姉ホント面白いよねっ。」


まだ笑いたりなさそうな結愛。
あれを見て爆笑できる結愛はすげーな。
あたしなんか、ため息しかでなかったよ。


『じゃ、準備出来たし
そろそろ行こ。』

「うん。」


あたしらは、一生懸命
何とかパックを落としている紗羅に
なにもいわずに外にでた。