買い物かぁー…
結愛と買い物いくの
久しぶりだし…
たまには、つきあってやるかぁーあ


『ぃーよ。
じゃ、準備してくっから
ちょいと待ってて』


あたしはそう言って
洗面所に行った。

…なんか、家の中に変人がいる…。


「あっ、愛羅ー。
やぁっと起きたのー??」


先客で紗羅がいたんだけど…


『なんで顔に
キュウリなんかはりつけてんの??』


紗羅の顔は
気持ち悪いくらい
キュウリで埋め尽くされていた。

…ホント、理解不能な姉だな…


「んー??
なんでって、美容のために決まってるでしょー。」


キュウリなんかで
美容とか出来んのかよ…。

そう思いながら
あえてのスルー。


『あっそ。
邪魔。退いて。』


洗面台を占領している紗羅を退けて
歯磨きと洗顔をして
洗面所をでた。
着替えて部屋に戻ると
結愛がタバコを吸いながら待っていた。


『また人がおらんときに
そーゆーことするやろー。』


そんなことを言いながら
あたしもタバコに火をつける。


「愛羅だって吸ってるから
いいでしょー。」