あたしは、練習試合があった日になんとなく気付いてたけど。
実際に聞くと、やっぱり……
「びっくりするよね…」
『マジで俺に付きまとってた意味が分かんねーし…』
「え……まぁ、そうかもしれないけど。あたしは安心したなぁ…」
あたしはそこまで言って、ハッと口を押さえた。
『安心?知紗、それって……』
「何でもない!じゃあね、おやすみ!」
───ブチッ
うわ、切っちゃった…
いきなり切ったのはいけなかったかな……
「あー…あたしのバカ」
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