柔らかな笑みを浮かべる篤樹。
う、うわぁ……カッコよすぎる。
思わず少しだけ、顔を逸らしてしまった。
「じゃあ、そろそろ失礼します。お邪魔しました」
変な態度を取ってしまったあたしを知ってか知らずか、
またお母さんの方を向いてしまった篤樹。
「気を付けて帰ってね。ほら知紗!突っ立ってないで近くまでお見送りして来なさい!」
お母さんの声でハッと我に返り、篤樹と一緒に外へ出た。
「また明日……なんて言えねーよな。学校が違うと」
外へ出て、篤樹がそう言葉をこぼした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…