「俺は知紗ちゃんと2人きりがいいから。……知紗は違うわけ?」


だから……っ!

何で急に呼び捨てにするかなぁ…!



「あ、あたしも、だけど……っ」


うわぁ――っ!

絶対、顔赤い気がする!



「知紗ちゃん可愛過ぎ……ここでキスしていい?」

「っ!?ダメに決まってんでしょ!」


意味不明なことを言う篤樹を無視して学校から出た。


篤樹は百合丘で有名だからか、女の子達の嫉妬のような視線を感じたんだ。