「何かひどいこと言われたの?奥原朔が助けにきたって?……ってか叩かれそうになったって!?」


心配そうに眉を下げたり目を丸くしたり、百面相を見てるみたい。


いつも話を聞いてくれる霞には、感謝しなきゃなぁ…

あっ、あのケーキ屋さんに連れて行こうかな?

霞も甘いもの好きだし…



「知紗!聞いてるの!?」


霞に頭をペシンッと叩かれて、我に帰った。



「あっ……うん!えっと……自惚れんなって言われて…」

「……うん」

「春佳ちゃん……篤樹の彼女なんだって」