「なに、あからさまにホッとしてるのよ」
霞の視線が突き刺さる。
「ゔ……いや、だって……あんな公開告白みたいなの、初めてされたから……」
それはホントの話。
中学の時も告白されたことはあるけど、それとは違うよね。
「へぇ~?………あっ!」
霞が疑り深い目で見て来たけど、視線はすぐ逸らされた。
……どうやら、次に告白をする人を見ているらしい。
「あれ、平塚くん?」
と思ったら、あたしにクリッとした目を向けてきた。
「え、平塚くん……?」
あたしも霞の視線を追って、ステージを見てみる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…