「なんだよ、つまんねーな。俺は……知紗ちゃんにしちゃおっかな~」
……はっ!?
「……冗談は止めてください」
「え?冗談じゃねぇのにー」
「だからっ……」
さっきから南さんの顔がつらそうなの……。
切なそうでいて、悲しそうな……。
もしかして、南さんは湊斗先輩のこと……。
「はいはい、そこまでにしなさい!後夜祭でやること決まったから、さっさと帰るよ!」
南さんがパンパンと手を叩きながら、席を立った。
南さんからはさっきの悲しげな表情は消え、あれはあたしの勘違いだったのかな?とさえ思える。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…