一歩踏み出したからと言って
それが前進かと問われれば
決してそうではない

踏み出した一歩が小さかろうが
意味ない物かと問われれば
決してそうではない

小さく、か弱い、意味ある一歩
それが今の自分に出来た
最大限の闘いであり争いだ

無論相手は自分自身

勝敗は常に付き纏うのが掟
勝敗は気にしないのが決め毎

一歩の闘いと勝敗の掟

このバランスが何を置いても
一番の un balance

それでも

何も生み出さない不安定な“無”
その安心感のなさに比べたら

それでも

今日も明日も昨日も変わらない
無価値なあの日に比べたら

バランスを保つ為に広げた手で
伸ばせば掴めるモノがあるだけ

ずっとマシな
今の un balance な balance





笑夜