蘭はいつも通り、研究室へ向かう。 嫌でも奏と顔をあわせないといけないのだ。 先に来て、ささっとやって帰るつもりだった。 もう、遅かった。 もう、奏はRed Date.の修復作業をしていた。 『・・・早いね』