教室から出ようとした時だった。

「待って。」
いきなり呼び止められた。
無視して歩こうとすると、今度は、
「おい!!!」
ちょっとキレギミの声てそういった。
仕方なく後ろを振り向くと、そこには、


翔くんの顔があった。

息が少しかかるくらいの距離だった。
後ずさりしながら
「な、なに?」
「返事、どうなんだよ。」
「えっと、それは……」
告られてたった3,4分で返事⁉
いや、無理無理!!!
「あのさ、あ、明日でいい?」
「ダメ、今。」
う〜!
チラッと美結ちゃんの方をみたら、
丸、丸‼と口パクで言っていた。
まぁ、いーや‼
「うん、よろしくお願いします」
OKした。
「よし、じゃあ… キスするか」
はぁ⁉
「ちょっ、まって… ンっ⁉」
小さな口ずけだった。
ふと、かれをみたら、顔が真っ赤になってた。
「ヒュー!!!ヒュー!!!」
「イイぞ!!!」
2人で顔を見合わせて、



わらった。