叶の声が教室に響いた



私は振り返った




「沙耶‥


「叶…悪いな…

叶と友達になれて良かった…

いつか会う時が来るかもしれないが…その時は…


友達じゃなく偶然一緒のクラスになったクラスメート…

じゃあな…」




叶は凄く悲しそうな顔でこっちを見ていた



私はその表情を脳裏に焼き付けて教室‥いや学校から出た









私は約束の時間まで街をフラフラと歩いていた



その間中、叶や北斗や江美から電話やメールがたくさん来た



だけど私は出る事は無くポケットにしまった




その足で私は喫茶店に入り紅茶を頼んだ