「す、すいません……あの、だ、大丈夫です」



し、知らない人に、だ、抱きしめられてる……うぅ。



急いで離れると、途端に彼の手が私の顎を掴んでくる。



そしてクイッと持ち上げられると、



「顔、真っ赤」



耳元で、囁かれた。



な、なななっ……!?!?



よーく彼の顔を見てみると、本当に言葉では表せないほどキレイで、でも泣きボクロのせいかどこか色っぽい。