「だったら最初から静かにしとけよー」

「淳お父さんみたい。」

「やっと口開いたと思ったらそれかよ!」

「え?」

「何でもないですー」

「ぅわ哲平きもっ」

「なんや?悠のくせに?」
「あーもう学習能力無さすぎ!!はいっこれ!!」

淳が机の上に1枚のチラシを出した。

「「??」」

「これさ?俺のおばあちゃんちなんだけど夏休みみんなで行かない?」

チラシをよく見るとどこかの田舎のほうの旅館だった。

「え?でも大丈夫なの?」

「うん。全然。旅費も旅館の入らないから交通費ぐらいだし。」

「行きたいっっ!」

「七美が行くなら私も行くっっ!」

「じゃあ決まりだな!」

こうして私たちは夏休みに淳のおばあちゃん家に四泊五日の旅行に行くことになった。