(よし。悠のためにがんばろう!)

「じゅ、淳!」

「七美、」

淳の顔みるのって久しぶりな気がする。

「あのさ…この間の電話とかごめん。」

「いいよ別に。」

淳怒ってるのかな…
いつもより冷たい気がしてうまく顔をみれない。
「「…」」

しばらく沈黙だった。

「ミッチーのこと、本当。」

先に口を開いたのは淳だった。

「説明するほどなんにもないけど、一年のときから。」

淳はミッチーのこと本気で好きなんだってわかった気がした。

「名前で呼びあってたのは…?」

「あ、あれはさ…」

淳が笑いだした。

「え、なに?」

私の顔には眉間にシワがよってたと思う。

「あれは、たださ…」

「早くいってよ!!」

さっきまでケンカしてたのが嘘みたいに気づいたら笑い合っていた。
やっぱ淳は友達として大切な人だな。それは悠も哲平も同じ。この3人とは何があっても離れることはない。他の3人も同じこと思ってくれてたらいいな…。