学校。

「七美おはよ!」

「悠!おはよ!悠が朝から来るって珍しいね!」

「まぁねー!!大体話したいことはわかるでしょ??」

悠は1年生のときから淳のことが好きだった。
たまたま私と悠と淳と哲平の4人が2年間同じクラスでよかった。

「また淳の話ー??」

「!しー!!周りに人いっぱいいるんだから!!」

こう見えて悠は女の子らしいところが多い。

「はいはい。」

「…でね?七美、淳の好きな人聞いてくれたりしない?」

そういえば4人でよく話すけど恋ばなとかしたことないかも…。

「いや、自分で聞かなきゃだめでしょっ!」

「えー七美お願い!」

「だめっ」

「七美!」

「だーめっ」

しばらくこの話が続いた。

結局…

「わかった聞いてみるけど今回だけだからね!」

「七美!ありがとー!感謝する!」