「どこ行くの?」

「…ひみつー!!」

怒ってると思ったのに翔はいつもと変わらなかった。

(翔は何を考えているんだろう…)

しばらく走った。

「翔もう走れない!」

小学校3年生になった翔はもっと大きくなっていた。

「あともう少しだから!!」
もう疲れたー!!
私は心のなかでずっと思っていた。