電車に揺られ、

時刻は6時半。



帰宅。



カチャッ……


吉村さんはもう起きていた。



「お帰りなさいませ。
早かったのですね」


「ん、寝る…」


階段を上り部屋のドアを開ける。


「んん……」


魘されてるような声が聞こえた。