すると3人は家に入って行った。 この家…… あたしが前、お母さんと住んでいた所。 どうせ姿は見えないんだ…… 思いきって、 ドアを開け中に入った。 楽しそうな笑い声… 嬉しそうな顔… 今見ている陽は陽だけど、 いつもとは全く別人に思えた。 あたしはドアを開け、 外に出た。 どれだけ歩いたのだろう…… 上り坂を歩いては下り坂、 下り坂を歩いては上り坂、 辛くて 倒れた…… あたし、駄目だ…。