そう、結論付けて
湯船から上がり、
いつものように頭から洗い始めた。


レヴィがいてもいなくても
僕はいつも通りだ。

何が変わるわけでもない。


―――いまのところ。





――――…ガチャ


「お、来たか。」

(ここは僕の部屋ですから。)

「お前、ちゃんと頭拭いて来いよな。」

(首からタオル下げてるので、
大丈夫です。)


部屋に戻り、僕はまた机へと向かう。
ご飯の前にしようとしていた
大学受験用の問題集に再び手を伸ばす。

「お前、まだ勉強すんのかよ。」

(邪魔しないで下さいね。)


これもいつも通り。