(レヴィ、いつも何食べてるんですか。)
「別に?食べなくても支障はねぇから。」

(お風呂は?睡眠は?)
「いらねぇ。」

それなら、一安心だ。
親に見つからないように
風呂に入れさせる必要もない。

押入れから客人用の布団を
持ってくる必要も無い。

それならば、

(さっき寝てましたよね。)
「……少しは寝る。」

若干、怪しい気がするが
まぁ大したことではない。

(お風呂入ってくるので
大人しくしていて下さい。)
「分かったよ。」


タンスを開け服を取り出していると
レヴィが口を開いた。


「お前は、それでいいのか。」

何が、なんて聞かなくても分かる。


(心地良くは無いですね。
それでも僕はここにいるんです。)


それだけ伝え、部屋を出た。