「うん。」
そのせいで次が大変だけどね。
とは言わない。
褒められても、嬉しくない。
褒められても、素直に受け取れない。
だって―――
「まぁ、T大に行こうと思ったら
これよりは下げられないもんね。」
次へのプッレシャーでしかないから。
そこに響く声。
「それは、お前が親の言いなりだからだろ。」
(――!!)
「どうしたの、暁。急に後ろ見て。」
「いや、なんでもない。」
「そう?」
妖しく笑うレヴィ。
(起きたんですか。)
「まぁな。つかお前、
いつもそんだけしか食わねぇのかよ。」
(レヴィには関係ないでしょう。)
「へいへい。」
(レヴィはご飯食べるんですか?)
「いらね。」
じゃあ、何で降りてきたんだとは思うが、
どうせあの部屋が暇だからだろう。
「…ごちそうさま。」
「あら、おかわりは?」
「いらない。」
この部屋よりはマシだと思うけど。