久しぶりに幼稚園に行った私は
浮かれていた
かずきくんに会えるということだけを
考えていた。
でも…
「うわっマスクまんが来たー!逃げろぉ!」
私の周りにもぅ、友達がいなかった。
ただ、一人を除いては。
「ゆりちゃん!久しぶり!」
そぅいって、
みんなの中からかずきくんは出てきた。
それがほんとにほんとに
嬉しかった。
「おいっかずき!おまえ、マスクまんの味方かよ!じゃ、おまえもマスクまんだなー!」
男子や女子が口々に私たちを非難する。
それでも、かずきくんは…
「うるせーよ!おまえら、僕が誰と仲良くしよーがかんけいないだろ!」
と、言って私のてを握ってくれた。
そして、
‘大丈夫、僕が守るから。’
ほんとにほんとに嬉しかった。
あなたがそぅ、いつもゆってくれるのが、
嬉しかった。
でも…
長くは続かないんだね。
神様は
意地悪だ…