アルとエリスはいつも仲が良くて、でもお互いちゃんと尊敬し合っていて、ずっと羨ましかった。
でもそれを言うとシアンが怒ってしまうので言わないようにしていた。
そんなある日、怒ってしまうことを忘れていて口をすべらせた。
「2人は本当に羨ましいよ。理想だね~・・・あ・・・」
沈黙が流れた。
シアンがすごい顔で睨んでいた。
「・・・。おれは、おれはお前のことマスターなんて思ったこと一度もねぇからな!」
そう言うと飛んでいってしまった。
「あーあ行っちゃったよ。どうすんの?」
「いいんだよ!あんなヤツ放っておいたって・・・」