「大丈夫?」

「触んな・・・!」

私の手を払い除けフラフラと立ち上がる。

が、また倒れてしまった。

「無理しないで・・・」

触れようとした途端彼の体は見たこともないぐらい輝きだした。

「わっ・・・まぶし・・・シアン・・・?」

その光は雲まで突き抜けていた。

きっと人が集まってきてしまうだろう。

しかし私はどうすることもできずにその場に立ち尽くしていた。