この事件の主人公となるのは私、リリア、シアン。
シアプドとは私とシアンがともに生活する前にシアンがよばれていた名前。
主が変わると名前も変わるのが普通だ。
幸せな出来事から二年が経とうとしていた。
次の日はシアンの誕生日で、お母さんにケーキを作ってもらうため二人で森に木苺を取りに来ていた。
「こんなにとったんだしもういいんじゃない?時間も遅いし。」
「・・・そうだな。」
ここ最近シアンの様子がおかしかった。
「ねえ最近ちょ―「なにかくる」
シアンがそうつぶやくと黒い影のようなものが現れた。
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