少し上から強気に出てやったが目には涙がいっぱいだった。

それでもシアンはそっぽを向いたまま。

「さっきシアンがどっか行っちゃってからバカみたいに泣いた。
悔しいけど!
認めたくないけど!
寂しいって思った・・・
このまま帰ってこなかったらどうしようかと思った。
別にマスターって呼んで欲しいわけじゃない!
尊敬もしなくていい・・・
そのままで、シアンはそのままでいいんだよ。
私が・・・ッ私がダメなっだ・・・け・・・
タメ語なのも!
呼び捨ても・・・
と、友達みたいでッ嬉しい・・・
でも、でもねッ
くっ・・・もう少し、仲良く・・・なりたいよ・・・」



ふー。

大きなため息をついた。