「おはようー。夏樹」

話しかけて来たのは、親友の薫だった。
薫は、私が小さい頃からの親友で美人で頭も良いから本当に憧れる人だ。

「薫!おはよう
今日から、二年生だね!」

「うん。そうだね!夏樹と一緒のクラスが良いなぁー。」

そう… 始業式といえば、クラス替え。
前のクラスの時は、薫と一緒で毎日が楽しかった。

「大丈夫だよ。また、一緒のクラスになるって!ねっ?」

「そうだよね…元気だそうっと!」

薫は本気で私とクラスが変わる事を落ち込んでいた。
なんだか、私とクラスが変わる事で落ち込んでくれて嬉しくなった。