~malheur~



はぁ  はぁ はぁ…



「父さん、母さん…プレジール…」


―――貴様…
  両親と妹を殺されたんだな…


どこからか、声がした。

男の人の声。


「だれ…?」


―――復讐、したいか??


「復讐…」


――-両親と、妹の敵を討ちたいか??


プレジールたちの敵を…

「討ちたい!!ねぇ、その声は死神なんでしょ!?母さんたちの命を捕りに来たんでしょ!?だったら、私に力を貸してッ!!」


死神は、すぐには答えなかった。

そして…


「ふふふふふふ…


はははははははッ!!!!!


気に入った!!いいだろう!!

貴様には、新しい地位、剣の能力を与える!!

貴様はいつでも俺に監視されていることを忘れるなッ。
そして、貴様の復讐が終わり次第、俺は貴様の魂を戴く。

…それでも復讐するのか!?」



「…えぇ。煮るんなり、焼くんなり、好きにしなさい。」



そして私は、死神に向かい宣言した。


「私は何が何でも母さんたちを殺したやつに復讐する!!」