【完】幼なじみは最強不良。

夏休み半ば―…。


相変わらず外に出ればケンカばかりの6人。


今日も花ケ崎の連中と勝負なんだって。


この辺りの町を歩くには変装が必要なあたし。


変装もしたくないし、闇姫と桜龍の6人組は赤の他人という設定。


だから今日、あたしはお留守番です。


聖愛 「暇…」


最近仕事もないし、変装もイヤだから、外に出ていない。


それに6人もいないから、とにかく暇。



「お嬢!!」


リビングのソファーにうなだれていると、親父の組の人間が入ってきた。


聖愛 「んー…?」


「組にお客が来てます」