「…うん。そ…だね」

あたしはうなづいた

「そっか。そうそうっ。そうなんだよっ。言ってみないとね。本人から聞かないとねっ」

あたしは自分に自分で言い聞かせるように言い続けた

「ありがと壱くん!あたし、がんばるよ!」

バタン

あたしは勢いよく屋上から飛び出した

「…何をがんばんだろ」

残された壱くんはよく分からないままでした