「まじ!?」
彼は驚くとしまった!という顔をしてあわてて言った。
「な、ならいいんだけど!じゃ、じゃあ!!!」
あわてて走って行ってしまった。
(なんじゃありゃ、)
私は呆れ顔でそいつの背中を見ていた。
「ただいまー」
私が玄関へ入ると、おばさんがせっせと洗濯物を運びながら笑顔をみせた。
「おかえりー!あら、お腹すいてたの?言ってくれれば作ったのに・・・」
おばさんは私の持っているコンビニ袋を見て不満げに言った。
「い、いやッ!大丈夫!今すぐ食べるわけでもないしさ!」
私は気を使ってそう言うとコンビニ袋をそこに置くとおばさんの洗濯物を取り、リビングまで持って行った。
「七華ちゃん、ありがとう。助かったわ。」
おばさんはニコニコして言った。
「別にいいよ、一緒にたたむ。どうせやることもないしさ。」
私はおばさんと洗濯物をたたんでいるとふと、さっきの男の人を思いだした。
(美空高校って言ってたっけ?そんなんあったか?)
よく考えてみるとここらへんの地域には高校は2つしかない。
県内でもそんな高校聞いたことないし。
(なんであいつは、私が美空高校って思ったんだ?)
気になり、おばさんに聞いてみた。
「ねぇ、おばさん。美空高校って知ってる?」
おばさんはニコッと笑うとすぐに表情が一変し戸惑っていた。
「七華ちゃん!どこでそれを!?」
(どうしたんだ?)
「え、隣の男の人が言ってた。なんか私がそこに通うって勘違いを・・・・って、おーい?」
おばさんは真っ白になりどこか遠くを見る目になってた。
「七華ちゃん、ごめんね。もっと早く言うつもりだったんだけどなかなか勇気が・・・・」
おばさんは今にも泣きだしそうな顔でなにやら話はじめた。
「実はね、七華ちゃんのお母さんはね・・・人間じゃないの。」
「そーなんだ!・・・・・・・・・・・・・ってえぇ!!!!!?」
家中に私の声が響きわたった。
「人間じゃないって、ゾンビとか!?」
「うぅん、妖怪の猫又っていうんだけどね。七華ちゃんにもその血が流れてるの」
声も出せないくらい驚いたがでも、もしそうだとしたら・・・・!
「おばさん・・・・ありえない話だけど、私は信じるよ。私のこのおかしな体質もつじつまがあうからさ・・」
私のおかしな体質とは、外を歩くと何故か猫が大量によってくること。
さっきもコンビニに行くとき3匹猫が付いて来ていた。
まだこれは少ないほうだが・・・・
それと、大切なものや自分を気づつけられると暴走してしまう。
こうなると何故か目が赤く、鋭い牙がはえてくるらしい。
それで一度ひきこもったコトもあった。
「でさ、だいたいは分かった。でもそれって美空高校となんの関係があるんだ?」
「それはね、美空高校は超能力者や特殊な能力を持った高校生の通う学校なの」
(ふ~ん。そんなところがあるんだ・・・)
「だけどね、その能力や特殊な体を狙って実験しようとする組織もいるの。だから政府や学校側も一般公開はしてないわ。」
「なんかすげぇ大変なんだな。」
「そうなの、でも通う生徒達は学費免除らしいし設備も整ってるのよ。」
「ほんと?そんな高校あるんだな。」
「・・・で、七華ちゃんはその高校に通ってもらうんだけどね」
(は?)
意味がわからなかった。もう入試はすんだはずなのに。
「また勉強すんかよ!?てか、本当に通うのかよ!?」
いくら設備がよくて学費ゼロだからって急すぎるし不安だ。
「ごめんね、七華ちゃん・・・嫌ならいいのよ・・・・」
おばさんは今にも泣きだしそうだった。
おばさんは離婚してここまで私を育ててくれた。学校資金も大変だったんだろう。
(ここで私が恩返しをできるのか?)
私は少し考えた。
別に希望した高校は大すきな友達と約束したわけでもないし、制服が可愛かったわけでもない。
ただ近かったからだ。
(だったら、美空高校のほうがメリットあるな・・・)
私は一呼吸おいて、おばさんに言った。
「私、美空高校に通うよ。」
彼は驚くとしまった!という顔をしてあわてて言った。
「な、ならいいんだけど!じゃ、じゃあ!!!」
あわてて走って行ってしまった。
(なんじゃありゃ、)
私は呆れ顔でそいつの背中を見ていた。
「ただいまー」
私が玄関へ入ると、おばさんがせっせと洗濯物を運びながら笑顔をみせた。
「おかえりー!あら、お腹すいてたの?言ってくれれば作ったのに・・・」
おばさんは私の持っているコンビニ袋を見て不満げに言った。
「い、いやッ!大丈夫!今すぐ食べるわけでもないしさ!」
私は気を使ってそう言うとコンビニ袋をそこに置くとおばさんの洗濯物を取り、リビングまで持って行った。
「七華ちゃん、ありがとう。助かったわ。」
おばさんはニコニコして言った。
「別にいいよ、一緒にたたむ。どうせやることもないしさ。」
私はおばさんと洗濯物をたたんでいるとふと、さっきの男の人を思いだした。
(美空高校って言ってたっけ?そんなんあったか?)
よく考えてみるとここらへんの地域には高校は2つしかない。
県内でもそんな高校聞いたことないし。
(なんであいつは、私が美空高校って思ったんだ?)
気になり、おばさんに聞いてみた。
「ねぇ、おばさん。美空高校って知ってる?」
おばさんはニコッと笑うとすぐに表情が一変し戸惑っていた。
「七華ちゃん!どこでそれを!?」
(どうしたんだ?)
「え、隣の男の人が言ってた。なんか私がそこに通うって勘違いを・・・・って、おーい?」
おばさんは真っ白になりどこか遠くを見る目になってた。
「七華ちゃん、ごめんね。もっと早く言うつもりだったんだけどなかなか勇気が・・・・」
おばさんは今にも泣きだしそうな顔でなにやら話はじめた。
「実はね、七華ちゃんのお母さんはね・・・人間じゃないの。」
「そーなんだ!・・・・・・・・・・・・・ってえぇ!!!!!?」
家中に私の声が響きわたった。
「人間じゃないって、ゾンビとか!?」
「うぅん、妖怪の猫又っていうんだけどね。七華ちゃんにもその血が流れてるの」
声も出せないくらい驚いたがでも、もしそうだとしたら・・・・!
「おばさん・・・・ありえない話だけど、私は信じるよ。私のこのおかしな体質もつじつまがあうからさ・・」
私のおかしな体質とは、外を歩くと何故か猫が大量によってくること。
さっきもコンビニに行くとき3匹猫が付いて来ていた。
まだこれは少ないほうだが・・・・
それと、大切なものや自分を気づつけられると暴走してしまう。
こうなると何故か目が赤く、鋭い牙がはえてくるらしい。
それで一度ひきこもったコトもあった。
「でさ、だいたいは分かった。でもそれって美空高校となんの関係があるんだ?」
「それはね、美空高校は超能力者や特殊な能力を持った高校生の通う学校なの」
(ふ~ん。そんなところがあるんだ・・・)
「だけどね、その能力や特殊な体を狙って実験しようとする組織もいるの。だから政府や学校側も一般公開はしてないわ。」
「なんかすげぇ大変なんだな。」
「そうなの、でも通う生徒達は学費免除らしいし設備も整ってるのよ。」
「ほんと?そんな高校あるんだな。」
「・・・で、七華ちゃんはその高校に通ってもらうんだけどね」
(は?)
意味がわからなかった。もう入試はすんだはずなのに。
「また勉強すんかよ!?てか、本当に通うのかよ!?」
いくら設備がよくて学費ゼロだからって急すぎるし不安だ。
「ごめんね、七華ちゃん・・・嫌ならいいのよ・・・・」
おばさんは今にも泣きだしそうだった。
おばさんは離婚してここまで私を育ててくれた。学校資金も大変だったんだろう。
(ここで私が恩返しをできるのか?)
私は少し考えた。
別に希望した高校は大すきな友達と約束したわけでもないし、制服が可愛かったわけでもない。
ただ近かったからだ。
(だったら、美空高校のほうがメリットあるな・・・)
私は一呼吸おいて、おばさんに言った。
「私、美空高校に通うよ。」