担任「じゃ、今日はこれで終わりかな。明日、必要な提出書類忘れないように!さようなら〜」



今日は始業式だったから午前で学校は終わり。



京香「ナナ!あたし新しくできたアイスの店行きたいんだけど、行かない?」



ナナ「うん、いーよ!」



京香が誘ってきた。




本当は断りたかったけど、これからこのクラスで1人でいるのも気が引けるし、付き合いで行くくらいいいか。



道中、京香がナナに色んな噂話を聞かせた。

すると急に思い出したかのように京香が言った。

京香「あ、そういえばさ、これも噂だからなんとも言えないんだけど、、、」



京香がやけにいいずらそうに目線を逸らしながらもじもじしている。



ナナ「なに??気になるじゃん、言ってよ〜」


京香「うん、、いや、噂なんだけどね?」


ナナ「うん、」


京香「化学の非常勤の佐々木いるでしょ?」



ナナ「あーなんか新任の人だよね、イケメンで有名な。で、佐々木がなに??」



京香「うん、いや、あのね、、」



ナナ「うん」



京香「ナナの事をすごい気に入ってて、恋愛感情ありで好きなんじゃないかって噂が広がってんだよね、、」



ナナ「はぁ?笑なにそれ〜あり得ないよ」



確かに昨年、化学の補講で遅くなって車で送ってもらったり色々可愛がってはもらったけどそんな男女の仲になるような事は一切なかった。


キッカケすら無かったと思ってる。