でも、玲美ちゃんはアタシの言葉を無視して
アタシより少し後ろの方に視線を向けていた。
そして、すごく驚いた顔をしていた。
一体何なの…?
アタシは思わず後ろを振り返ろうとした。
でも、振り向く前にアタシのすぐ横を通り過ぎ、
玲美ちゃんにそのまま抱きついたのは……
「玲美…」
低い声…青黒い髪、大きな背中…。
あぁ…間違いない。彼は……
「ひ…「ひゅーっ!」
アタシは思わず目を見開いてしまった。
目の前にいるのはアタシではない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…