「ハルタちゃんそれ以上言うとマズイよ…。
玲美お嬢様はすっかり変わられてしまった。」


深空さんはアタシの口から手を離して

悲しそうな顔でアタシの方を見た。


「深空さん…」


「今のお嬢様は悪女です…。どこで話を聞かれてるかも分からない。気を付けてください…。」


アタシは少し驚いてしまった。


深空さんがこんなに不安そうな…

悲しそうな顔は見たことがないから…。


「深空さん、心配しないで!大丈夫…。アタシが玲美ちゃんの心の扉をこじ開けてやるからっ!」