きっと…そうだよ…


「ハルちゃん…日向は変わってしまうんだ。ハルちゃんを追いかけたりしない。」


「えっ…?」


アタシは自分の家の前まで来て立ち止まった。


「君の世界からも僕の世界からも
日向はもう二度と帰って来ない。」


アタシは何となく分かってたのかもしれない。


いずれか日が経てば、日向がアタシ達の前から

消えてしまうことを…


「ひゅー…居なくなるのかな…」


「きっとね…」


雄星は真顔でアタシに傘を手渡し、笑った。

小さく悲しそうに笑った。


アタシはその顔を見て1つ決めた!

ひゅーに何で世界が終わるのか聞こうって…