あの時教えてくれなかった理由を。
俺はまだ探してるから。
そろそろ、教えてくれないか?
せめて、一目会うだけでいいから。
別に、ずっと俺の傍にいろなんて言わない。
だから…せめて…君に会いたい。
悠美、今何してる?
俺は街の人混みの中で歩いてる。
きっと学校では卒業シーズンを迎えてる。
この季節は、嫌いだ。
何となく空を見上げる。
周りの視界には、ビルが何件も建っていた。
「きゃっ…」
ふいに俺の体に少しばかりの痛みが走る。
「すみませっ……」
目の前には、あの、長い黒髪。
【END】
✿くぅ✿です。
あとがきです…って程長い事書いていませんが一応書かせて頂きます。
取り合えずスミマセン。
なんか、酷い終わり方でした。
しかも、何を書きたいの?って感じでした。
…でも一回こういう感じなものを書いてみたかったんです!
スミマセン……
こんな作品ですが、1ページでも読んで下さった皆様へ。
心からの感謝を。
✿くぅ✿
悠美、そう呼んでくれた祐の声。
3年経った今でも忘れない。
また、聞きたい。
あの日、卒業式のあの日に私は自分から祐に別れを告げた。
その理由も彼に伝えないまま、私は去っていった。
酷いことをしたと、今でも思う。
私は今、真っ白な部屋の中においてあるベットに、静かに横たわっていた。
腕から伸びるチューブは、私に栄養を送り込んでくれる。
祐と別れてからのその後の日々は、とても辛いものだった。
体が病気に蝕まれ、祐の町とは遠く離れた町の病院に入院した。
病気と闘うのは苦しかったし、辛かった。
でも、この病気が治ったら、また祐に会いに行こうと、そう決めた。
だから毎日頑張れたし、少しずつ少しずつ病気を治していけた。
あと、ちょっと。
彼に別れを告げて、もう3年になるけど。
あと1年頑張れば、また外に出られる。
だから、私はまだ頑張れる。
祐に会ったら、まずは何て言おうかな。
ごめんね、って・・・言えるかな。
私は今日も、あなたを想う。
あとがき
すみません。
これ続きのお話じゃなくて、過去話になってしまいました・・・
すみません。リクエストどおりに続きをかけなくてすみませんでした・・・
でも、かいてて楽しかったので(短いですが)良しとしてくれたら、嬉しいです。
有り難うございました✿
✿くぅ✿