「はー。ついてないな。」

反省文を目にしため息をつくと冷血王子がクスッと笑った。



「他のことにうつつを抜かしてるからだ。バーカ。」


冷血王子はあたしに向かってべーっと舌を出して笑った。


……む、ムカつく。



「こ、今度のテスト勝ってやるんだから!!覚えとけ!」


なんて、軽はずみに言ってしまった。


冷血王子は冷めた顔をして……


「そんなのムリに決まってんじゃん。」


と、あたしに向かって呟いた。


わかってるよ。わかってる。

でも、あんたみたいなやつに負けたくないから。


あー。今日から真剣に勉強しよう。